アルコール依存症の治療や研究で知られる
国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)によると、
肝臓のアルコール分解能力は、
個人差や年齢、性別による違いはあるものの、
日本人の成人なら1時間約4グラムと考えるべきだという。
アルコールの分解時間は1時間4gと覚えておきましょう。
酔っていても、携帯電話の電卓機能などで簡単に計算できます。
ビールロング缶500ml、アルコール5%だとして、
大雑把な計算をすれば、500×0.05 = 25gとなり、25÷4 = 6時間15分かかる計算になります。
350mg缶(生中一杯分)だと、17.5gで4時間20分くらいです。
ワインのボトルを一本空けると、750mlで12%だとすれば、90gとなります。
全て分解するまでに22.5時間、つまり丸一日はアルコールが分解されず、
体内に残っているということになります。
ボトルを空けた次の日の昼間に運転したら、アルコール反応が出てしまう可能性が高いです。
もし、次の日の朝から自動車を運転する用事があるときは、ビールだったら、生中3杯かロング缶2本くらい。
ワインだったら半ボトルくらいが限度だということです。
飲みすぎには気をつけたいと思いました。
※上記のアルコールの分解時間の計算は、あくまで目安です。
個人差や年齢、性別による違いといった個人差については、
自己責任において見積もってください。
via: 日経新聞2012/5/23の夕刊